『ゲド戦記Ⅱ人物紹介～テナー（アルハ）』

アチュアンの名なき者の墓所の中で位が一番上である大巫女。
大巫女は何百年も生まれ変わり続けてきているとされている。
一番地位が上なのに、長い間生まれ変わってきているはずなのに、
自分は知識がなくいつまでも教えてもらう立場で、いつも悔しい思いをしている。
とてもプライドが高く、他の者に「自分は上なのよ」と思わせたい。
自分より外見や知識などで下だと思った人間を見下し、
上だと思った人間には、その人間を蹴って上になろうと思う。
墓所の中では偉かったが、外の世界では生まれてより習ってきた事が何一つ通用しないので
酷く虚しい想いをすることになる。