ゴン受学園パロディ
------------------------------
とりあえず学園パロディ…を(笑)
一応キルアとゴンは幼馴染みという設定でリレーして頂ければと思います。
…密かにヒソカが後輩でっていうパターンも萌えるのですが…!!
------------------------------
桜が咲く季節
この「ハンター学園」では盛大な裏祭りが開かれる
そんな裏祭りがあるなどとはいざ知れず
新入生たちは入学に胸を踊らせる
「わあー、でか!!ね、キルア、でかいよ!!」
「ああ、超有名校だからなー」
そう、このハンター学園はかなりのお坊ちゃまか秀才しか入れないのだ
「…あれ。なんか…おとこばっか…??」
「…は??
え、なに…ゴンまさか…ここが男子校だって知らかったのか??」
「え!?男子校!?そんなこと知らないよ!!」
お坊ちゃまや秀才が入る学校のため、異性の性行為があると色々ヤバいらしいが…
「まあ、別にいいけど…」
「なんだゴンー。女の子居なくてさみしーのかあ!?
ハハッ」
「ち、違いますー。キルアこそさみしーんじゃないの!?」
「俺は別に、女なんて興味ねーし。…あ、変な意味で取るなよ!」
「ふーん、キルアって男が好きだったのか〜。ふ〜ん、へ〜」
「だからそうゆう意味じゃねーって言ってるだろが、このっ!」
「うわぁ痛いっ、痛いってキルア!冗談だってば!」
ゴンとキルアは幼い頃からの付き合いで、気が合うのかずっと仲が良かった。
有名校に入学しても、相変わらず二人はいつものようにふざけ合っていた。
すると二人の背後に数人の影が近付いた。
学園の先輩だろうか。
二人に比べると彼等は一回り二回り大きく、体格も良い。
「見ない顔だが…、君達も新入生だな?」
「あっはい、そうです。俺はゴンで、こっちはキルアっていいます」
ゴンは誰なんだろう…と不思議そうに相手を窺い見ながら言った。
「俺達は生徒会の役員をしている者だ。俺は生徒会長のクロロという。宜しくな二人とも。他の奴らの事はまた入学式にでも紹介があるからそこで分かるだろう」
「生徒会長さん…!?うわ俺失礼な態度とっちゃったかも;
すみません、知らなくて…;」
「いや、気にしなくていい。それじゃあ式の準備があるから俺達は行くが、また後で会おう」
そう言い残すと、生徒会長であるクロロと生徒会員達は人混みに紛れて去っていった。
去り際に、クロロよりも幾分長身の赤い髪をした男が二人に向けてニヤニヤと、決して印象の良くない笑みを浮かべていたのが見えた。
「?」
「何やってんだよゴン。とっとと教室いこうぜ」
「あ、うん」
(…?何か…怖かったなぁ)
先程の赤髪の男を気にしながらも、ゴンはずるずるとキルアに引き摺られながら教室へ向かった。
「おお――」
教室には中々人がそろっていた。キルアが教室を見回し声を漏らす。
「へぇ〜。やっぱり知らない人ばっかだ」
「そりゃそうだろ…地元じゃねんだから」
あほ、といってゴンの頭を小突くキルア。そこに、一人の少年が寄ってきた。
「オス!!自分ズシと言います!!初めましてっす!」
やけに気合の入った声でそう叫んだ少年。教室の視線が一気に集まる。
「「…お、おす」」
少年の気迫に圧倒されながら、間の抜けた声で返事をした。
「へ〜、お二人とも幼馴染なんすか」
「うん、まぁね。オレいっつも無茶やっちゃうから、キルアがいて丁度いいんだ」
そう言ってすこし照れくさそうに笑うゴン。ソレを見て、キルアは一瞬柔らかな笑顔を浮かべた。
「ま、コイツの無茶に付き合ってやれるのは俺ぐらいだから♪」
そういってべ、と舌を出すキルア。
「ひでー!!」
と、和やかな会話が続く中、勢いよくドアがあいた。
つづく
参加者/とろる様/花峰ショウ/瑪瑙様/