満足





事はゴンが素朴な疑問を投げかけたことから始まった。


「ヒソカとクロロってどっちが強いの??」


「そりゃぁ十中八九ボクだろうネェ」


「…ヒソカ大分自信があるようだな。」


「勿論ボクは団長ごときに殺られないよ試してみるかい?」


「いいだろう。」


「クックックッ…ずっと、この日を楽しみにしてたんだよネ」


「…ただ闘うのでは面白くない。何か賭けるか?」


「そうだネェ…ゴンを賭けようか??」


「えぇっ!!!?何で俺!?ちょっと…待っ…」


「それは面白い。いいだろう…」


「ぇ…俺の意見は……」


「「却下()」」


そんな訳で今ヒソカとクロロ格闘中…


ゴンは遠くからそれを眺めていた

(何か嫌な予感がする…逃げちゃおうか…)


と…ゴンが静かに動いた瞬間


「逃げるなヨ」


「何処へ行く気だ?」


ヒソカとクロロの鋭い視線に睨まれ、ゴンは動けなくなった。


闘いは夜が明けても決着がつかず…


ゴンは眠っていた。



ヒソカとクロロが

殺り合って

お互いに

死ぬ

血にまみれて

そんな夢を見ていた


「い"や"ぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」


「ゴン」


「大丈夫か?」


目の前にはヒソカとクロロの顔


「うわぁーっ!!!!!!おばけぇー!!!!!!!」


「ゴン…寝ぼけているのかい」


「一体どんな夢をみてたんだ…。」


「っ…夢…かぁ…。あのね…ヒソカとクロロが…二人共、死んじゃうの…すごく怖かった…よっ」


ヒソカとクロロが顔を見合わせ笑う


「ボク達を失うのが怖かったのかい」


「…うん…」


「心配する事はない。ゴンを一人にはしない」


「それでも、寂しいっていうのなら…キミの中をボク等で一杯にしよう」


「…?どうゆう意味?」


「すぐにわかる。」


クロロがゴンにキスをする…だんだん激しく…長く


「ふぅ…ーんぅ、んっ」


ゴンは苦しくなりクロロの胸板をたたく。


「よかったか?」


ようやく解放されたゴン。快楽に目がトロリとしている


「うん//…んっ…ふっ…」

今度はヒソカがゴンに口付ける。ヒソカはゴンが胸板を叩こうが、なかなか解放しない…ゴンの意識がとびそうになった頃解放した


「んっ…ぷはぁっ…はぁっはぁ」


ゴンの息が乱れる


「イイ息遣いダ」



ヒソカの手がゴンの服へと伸びる。


「!!ここじゃヤダ…///」


「いいじゃないかボクは気にしないヨ」


(俺が気にする…;)


ゴンは助けを求めるかの様にクロロを見るが、クロロの視線の先にあるものは……………ゴンのソレ。


(………;)


ゴンは人が来ない事を祈り、二人に身を任せた。

「上か下か…団長はどっちがいいんだい」


「下。」


「ボクも下…仕方ないコインで決めよう」


ヒソカは何処からかコインを取り出し上へなげた

「…裏。」


「表」


「表ダ…ボクの後ネ」

「気絶させるなよ。」


「…無理カモ」





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